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試行

ここでは、「試行」 に関する記事を紹介しています。

前のエントリーで「ローカルWikiで自分用マニュアルを作る」ことを書きましたが、ここではローカルWikiソフトの「ひとりWiki」の使い方を解説します。



「ひとりWiki」の導入
<「ひとりWiki」およびプラグイン集のダウンロード >
http://www2u.biglobe.ne.jp/~MAS/soft.html
ここから「■ひとりWiki version 1.14.1」をダウンロードする。ダウンロードした圧縮ファイルを解凍して、”htwiki.exe”ファイルをクリックすれば「ひとりWiki」が利用できる。

上記と同じページから「■ひとりWikiプラグイン集 version 5」をダウンロードする。ダウンロードした圧縮ファイルを解凍して、プラグインファイル”*.dll”を、”htwiki.exe”があるフォルダの中にある”plugin”というフォルダに入れる。(”*.dll”は、”bold.dll”など17種類ある。)

<画像ファイルを挿入するプラグインのダウンロード >
http://members.jcom.home.ne.jp/komina/wiki/446F776E6C6F6164.html
ここから「画像ファイル挿入プラグイン ver0.5.1 (2007-01-20)」をダウンロードする。ダウンロードした圧縮ファイルを解凍して、プラグインファイル”image.dll”を、”htwiki.exe”があるフォルダの中にある”plugin”というフォルダに入れる。

「ひとりWiki」で利用する文法
※以下は、”YukiWiki風”での記載方法。通常は入力した文字がそのまま出力されるが、以下のルールに従ってテキスト整形を行うことができる。

<基本ルール>
連続した複数行は連結される。 空行は段落の区切りとなる。行頭がスペースで始まっていると、その段落は整形済みとして扱われる。 (HTMLのタグは書けない。)

<内部リンク>
[[文書名]]のように[[と]]で囲むと内部リンクになる。指定の文書が存在する場合はクリックすると該当文書が表示さる。指定の文書が存在しない場合は文書名の後ろに?が表示され、?をクリックするとエディタが表示されて指定文書の作成を行うことができる。

<文字飾り>
シングルクォート2個ではさんだ部分は、ボールドになる。
''太字''
シングルクォート3個ではさんだ部分は、イタリックになる。
''斜め''

<見出し>
アスタリスク(*)を行頭に書くと、大見出しになる。
*大見出し

アスタリスク2個(**)を行頭に書くと、中見出しになる。
**中見出し

アスタリスク3個(***)を行頭に書くと、小見出しになる。
**小見出し

<箇条書き>
マイナス(-)を行頭に書くと、箇条書きになる。
-箇条書きレベル1
--箇条書きレベル2
---箇条書きレベル3

<水平線>
マイナス4個(----)を行頭に書くと、水平線になる。
----

<引用文>
>を行頭に書くと、引用文が書ける。
>引用文

<用語の解説>
文字を(:)と(:)で挟むと用語の解説になる。
:用語:解説文

<表>
文字を(,)と(,)で挟むと表が作れる。
,1,2
,"3,1",4
※カンマ(,)混じりのデータはダブルクウォート(")で囲む

<ハイパーリンク>
http://www.mitsuifudosan.co.jp/のようなURLは自動的にリンクになる。

<強制改行>
&br()と書くと、強制改行できる。
強制&br()改行

<そのまま表示>
&verb()と書き()の間に挟んだ文字列は、そのまま表示される。
&verb(-文字列)

<マーカーを塗る>
&marker()と書き()の間に挟んだ文字列は、マーカーが塗られる。
&marker(文字列)

<文字のサイズの指定>
&size(数値,文字列)と書くと、指定した数値の大きさの文字になる。
&size(20,文字列)

<画像を表示する>
1.ひとりWikiで作成してるテキストと同じフォルダに、画像ファイルを保存する。(利用できる画像ファイルは、*.gif *.jpeg *jpg *png)
2.&image(画像ファイル名)と書くことで、画像を表示できる。
&image(サンプル画像.gif)

<ファイルへのリンク>
1.メニューの[設定][ひとりWikiの設定][表示方式]で「一時ファイル」を選択しておく。
2.ひとりWikiで作成してるテキストと同じフォルダに、画像ファイルを保存する。
3.&tag(<a href="ファイル名">ファイルの名前</a>)と書くことで、画像を表示できる。
&tag(<a href="サンプル.txt">サンプルファイル</a>)
Wikiというとインターネット上の百科事典のウィキペディアが連想されますが、ここでいうWikiとはWebブラウザから簡単にWebページの発行・編集などが行なえる、Webコンテンツ管理システムのことをさします。

Wikiでは、Webサーバにインストールして(もしくはlivedoor Wikiなどのサービスを利用して)、複数人が共同でWebサイトを構築していく利用法が一般的です。閲覧者が簡単にページを修正したり、新しいページを追加したりできるようになっているのがその特徴です。

HTMLのタグとは違う独自の整形ルールを覚える必要がありますが、それさえ覚えてしまえば手軽に始められて操作が簡単なことから、メモ帳代わりに使ったり、簡易なコンテンツ管理システムに利用されたりしています。

ローカルWikiとは、Webサーバを用いずにウィキを実現し、個人のメモなどとして手軽に利用できるソフトウェアです。ローカルWikiを利用するればインターネットに接続していなくても、Wikiを利用することが出来ます。

情報収集結果のスクラップ先としては「紙copi」を利用していますが、集めた情報を加工して再利用する先としてブログとローカルWikiを使います。ブログでは幅広いテーマに関して時系列で記事を書いていきますが、ローカルWikiには絞ったテーマでマニュアル的に書いてまとめていこうかと思っています。Wikiではページごとのリンクをはることも容易ですし、Wiki文法を覚えてしまえばHTMLよりも書くのが簡単です。

ハピテコにおいては投資術のテーマとして「不動産投資」を研究していますが、ローカルWikiで自分用マニュアルを作っていこうと思います。

ローカルWikiのソフトとしては「TiddlyWiki」などが有名ですが、「ひとりWiki」が手軽だと思います。「ひとりWiki」の利用方法は、次のエントリーで。
Webからの情報収集において活用しているソフトの「紙copi」を紹介します。「紙copi」は、Webページを簡単に取り込んで保存できるスクラップソフトです。

Webページを見ていて、「このページは後でじっくり読もう」とか「このページの情報は使えるのでメモしとこう」と思うことはありませんか?そういった場合は、ブックマークをしておくことが通常だと思います。しかしながらブックマークでは、ニュースなど元のページが消えていまうことがあることや、ブックマークが大量にたまると目的のページ探しづらいなどのデメリットがあります。

そこで効力を発揮するのがこの「紙copi」です。Webページを保存する手間も少なく、右クリックして「取り込む」を選択すればOK。画像入りのページもレイアウトも再現されます。元のページが消えてしまっても「紙copi」には残っています。「紙copi」では「箱」と呼ばれるフォルダをつくってファイルを管理できるので、Webスクラップを階層管理することができます。大量のスクラップも任意のテーマごとにまとめられるので、過去に保存した情報を探すのときにも便利です。

保存したWebスクラップを再利用することもできます。保存した複数のページを合体させたり、マーカーを塗るなど、加工することも可能です。

また、「紙copi」はちょっとした思いつきなどをメモしておくことにも使えます。テキストエディタとして利用できるのですが、ファイルの保存方法に特徴があります。エディタとして文字を書き込んでいけば、最初の行がそのままテキストのファイル名になり自動で保存されます。軽快に動作する「紙copi」を常駐させておけば、ソフト起動してからメモを書き込んで保存するまでに要する時間はほとんどかかりません。テキストを入力するためにキーボードを打つ時間+数秒でファイルが完成します。

紙copi」は資料を集めて、文章を書くということを効率的にできるツールです。このブログの原稿を書くのにも使っています。「紙copi」に、元となる資料をWebから集めたり、思いつきのメモを集めておいて、ひとつのフォルダに集約しておきます。そのフォルダにたまった情報を元に原稿を書いて、ブログの管理画面を開いてコピペして記事をアップしています。これによってブログの原稿がローカルPCに貯まっていくので、後から記事を修正するときにも便利です。

情報を集めるて付加価値をつけるという知的生産活動をPC上で実施するツールとして、「紙copi」はかなり使えますよ!



手帳でスケジュール管理をしている人は多いと思いますが、タスクの管理をしてる人は少ないと思います。タスクを管理することで、仕事の効率は格段にアップします。仕事の効率をアップさせて仕事をスムーズに進めることで、仕事以外のことをする時間を生み出すこともできます。今回はそんな”タスク(TODO)”について考えます。

タスク(TODO)とは、「会社の帰りに牛乳を買う」や「○○についての報告書を仕上げる」などという”将来やるべきこと”を意味します。「A氏と打ち合わせをする」や「B社へ訪問する」といったスケジュール(Appointment)も”将来やるべきこと”です。

タスクとスケジュールの違いは何でしょうか?タスク(TODO)は自分一人の予定で、スケジュール(Appointment)は他人との予定であるとも定義できます。しかしながら、自分一人でやることであっても開始時間や終了時間を決めて自分にアポイントをとることも時間管理おいては重要です。そこでタスクとスケジュールの違いは以下のように定義します。

タスク(TODO):開始・終了時間が明確でないやるべきこと

スケジュール(Appointment):開始・終了時間が明確なやるべきこと


ともにやるべきことなのですが、タスクの方は”いつやるのか”が明確でないことが特徴であると考えます。タスクは、着手開始する時間とと完了させる時間を決める必要があります。タスクを完了させるのにどのぐらい時間が必要かを割り出して、時間の決まっているスケジュールの間で、いつタスクを実施するのかを割り振ることとなります。スケジュールは時間が決まっているので、時間管理においては、タスクをマネジメントすることが重要ですね。

時間管理=スケジュール管理+タスク管理


タスクを管理可能な状態にするには、タスク自体を可能な限り分解する必要があります。
チャンクダウン

上図に書いているのはすべてタスクです。一番左の”お金持ちになる”というタスクでは、それに必要な時間は見当もつかないですよね。しかしながら一番右の”○○○という本を買う”というタスクにまで分解すると、タスクを完了させるのに必要な時間は推測がつきます。

大きな塊をほぐしていくつかの小さな塊にすることをチャンクダウンと言いますが、タスクはチャンクダウンすることで時間管理可能な状態にすることが重要です。

他人とのアポイントであることの多いスケジュールが予定変更になることは少ないですが、自分で時間を割り振るタスクは予定通りにいかないことの方が多いです。見込みがあまくて予想外に時間がかかったりとか、十分に分割されていなくてなかなか着手できなかったりなど。

通常のスケジュールとは違った管理方法が必要となってきますが、タスクの管理方法についてはまた別の記事で。
このブログでは、読んだ本の整理やサイトマップでマインドマップを利用しています。今回は、ハピテコ開発において重要なツールであるマインドマップを紹介します。

マインドマップに私が出会ったのはちょうど1年前です。この革命的な「ノート法」を仕事において活用することで、発想力が広がり知的生産性が向上するのみならず業務を効率化することが出来て、結果として新しい時間の創出にも役立っていると感じています。

マインドマップとは、英国の著述家で脳の研究者であるトニー・ブザン(Tony Buzan)とその兄のバリー・ブザン(Barry Buzan)によって、1970年代に提唱された「ノート法」です。
我々が小学生以来利用してきた従来の「ノート法」では、ノートの左上から直線的に階層ごとに文章や言葉を並べていきますよね。思考や記憶をする時の人間の脳の中では、あるコンセプトに多彩な概念やイメージが放射的に組み合わさっていくような動きをするそうです。そのため、従来の「ノート法」による直線的な記述は、実は脳の動きにはなじまないともいえます。そこで脳の動きにあわせた「ノート法」として編み出されたのが「マインドマップ」です。

「マインドマップ」では、紙の中心にキーとなるコンセプトを書き、そこから連想する言葉やイメージを放射的に結びつけていきます。このように脳の自然な動きに合わせることで、人間の発想力や記憶力を活性化させることができると言われています。

トニー・ブザンは以下の12ルールに従ったものが「マインドマップ」であると定義しています。

・無地の紙を使う
・用紙は横長で使う
・用紙の中心から描く
・テーマはイメージで描く
・1ブランチ(枝)=1ワード
・ワードは単語で書く
・ブランチは曲線で
・強調する
・関連付ける
・独自のスタイルで
・創造的に
・楽しむ!

生みの親であるトニー・ブザンに怒られそうですが、あまりこの12のルールにしばられる必要はないと思ってます。マインドマップを試すには以下の3点で十分でないでしょうか。

・紙の中心に議題やアイデアを書き円で囲む
・そこから放射状に線をのばして単語をのせる
・その単語からさらに線をのばし次々に連想される単語を書く


これらの繰り返しで、マインドマップは広がっていきます。

試して見ると、発想がどんどん拡がったり、頭の中がどんどん整理されていくことが体感できると思います。
言葉を次々と連想して書いていくためにはある程度の語彙が必要となりますので、自分自身のやりたいことや趣味に関することなどたくさんの言葉を書けそうなことから始めるのがよいでしょう。
マインドマップの中心から時計回りに順番に書くなどと考えてはいけません。脳の働きは直線的ではないのです。言葉が思い浮かぶのにまかせて、関連する箇所に思うままに書き込んでください。「脳を開放しているんだ!」と思いながら書くのがよいでしょう。

マインドマップの作成に慣れてくると、自分の頭の中にはこれだけの言葉を生み出す力があるのだと関心することができると思います。「考具」で紹介されていたマンダラートもそうですが、脳は空白があると無意識に埋めたいと感じるようです。勢いでマインドマップに言葉を書き込んでいったら、一度手を休めてマインドマップの全体を眺めてみましょう。あまり書き込めていない(発想が拡がっていない)部分を埋めることのできる言葉が出てくるはずです。

マインドマップには以下の効果があります。

・頭の中の情報を整理できる
・整理することによって記憶力が向上する
・頭の中の情報を視覚化できる
・視覚化することによって発想力が向上する


一方で、マインドマップは以下の点が苦手だと感じています。

・他人の作った複雑なマインドマップは、作成者の解説なしには理解するのは難しい
・対立概念の比較や数値の動きは、表やグラフにしたほうがわかりやすい

このように、マインドマップ自体をアウトプットとして利用するには適さないこともあります。アウトプットとしては、文章でまとめたり図表で示したほうが伝わりやすいケースがあるとも思います。しかしながら、どのようなアウトプットを作成する場合でも、その思考の過程においてはマインドマップを活用することはできます。レポートの構成を練ったり、比較表を作成する場合の対立概念を何にするのかを考えたりすることには、マインドマップによる思考が効果を発揮します。

仕事における具体的な活用事例や利用しているツールの紹介はまたの機会に書くことにします。是非、マインドマップを試すことで脳を開放する感覚を味わってみてください。